紅花栄(べにばなさかう)
小満 次候は新暦では5月26日から30日頃
紅花の古い呼び名には、末摘花(すえつむはな)、紅藍(べにあい)、久礼奈為(くれない)などがああります。
本来は梅雨の時期から梅雨明けにかけ、真黄色の花を咲かせます。
紅花の栽培は平安時代から始まりました。
生薬や染料にも使用され、また種子からは紅花油を採集も。
江戸時代になると、出羽で採れる「最上紅花」が一級品としてもてはやされました。
候のことば
五月晴れ(さつきばれ)

旧暦では梅雨のことを、五月雨(さみだれ)と呼んでいました。
梅雨の時期は5月だったことに由来します。
旧暦では梅雨時期のどんよりした雨雲のことを、五月雲(さつきぐも)と呼び、その五月雲が途切れて現れる晴れ間のことを五月晴れと呼んでいました。
しかし、現在では新暦となり、5月のパリっとした爽やかな晴れ方を五月晴れと呼ぶようになりました。
このように、暦の変化で言葉の意味も変わってきます。
旬の野菜
しそ

しそは平安時代から重宝されてきました。
現在は、年中流通していますが、本来の旬は初夏から真夏にかけて。
なかでも赤紫蘇は旬が短く、夏場の2ヶ月程度しかみかけません。
素麺などの薬味のほか、しそを付けたお酒やしそジュースなどにも。
さっぱりとした味ですが、体を温める働きを持っていて、夏場の冷えにも効果的。
また、鎮静効果もあるので、イライラを抑制する効果もあると言われています。
選ぶ際には、黒ずみがなく、葉の先までみずみずしいものを選びましょう。
紅花

黄色い花を咲かせ染料ともなります。
和名では、「呉藍(くれのあい)」とも呼ばれていました。
その語源は、中国の呉から渡ってきた藍色という意味から。
呉の藍の呼び名が変化し、くれないとなったと言われています。
旬の果実
梅

梅の旬は5月から6月とわずか1月程度しかありません。
その短い旬の中に、小梅、青梅、南高梅の旬が順番にやってきます。
梅はそのままでは食べられないので、梅酒や梅干し、梅ジャムやシロップ漬けなどに加工して使います。
加工をすると保存が聞くので色々と作っておくと便利です。
梅はすぐに鮮度が落ちてしまうので、何を作るかシッカリ決めて、手に入れたら段取りよく着手しましょう。
旬の魚介
車海老(くるまえび)

小満 初候の鱚とならんで江戸前の天ぷらでは主役とも言える車海老。
昔は、湾内の浅瀬で天然の車海老が採れていました。
帆船で打瀬網(うたせあみ)を引き漁をしたそうです。
車海老は生でも茹でても焼いても美味しい素材です。
江戸前の握り寿司で食べる際は、茹でたエビを使いますが、現在では生鮮流通が整備され生のエビの握りも食べられるようになりました。
ムール貝

もともとは地中海に生息していたムール貝。
船底にくっつき、世界中に繁殖しました。
現在では日本でもよく食べられる食材に。
旬の初夏から真夏には身がふっくらとし美味しくなります。
ヨーロッパでは、ワイン蒸しなどをバケツいっぱいに盛って食べる光景をよく目にします。
前菜のほか、ペスカトーレなどのパスタの具材やブイヤベースにするとだしが良く出て美味しく食べられます。
旬の行事
潮干狩り

ゴールデンウィークが開けると多くの海岸では潮干狩りが解禁になります。
メインはあさりですが、アオヤギやシオフキ、場所によってはよく探すとハマグリなども採取できます。
潮干狩りに行く際には、クマデ、バケツ、帽子と意外と強い紫外線対策も忘れずに。
花しょうぶ祭り

開催日は5月下旬~6月上旬
花しょうぶ祭りは全国各地で行われますが、熊本県玉名市で行われる「高瀬裏川花しょうぶまつり」が特に有名です。
6万本以上の花菖蒲を眺めることができます。
花しょうぶ祭りの開催中はライトアップもされているので、日中とは違う雰囲気も楽しめます。
蓮華院誕生寺奥之院(れんげいんたんじょうじおくのいん)

花しょうぶ祭りと合わせて立ち寄りたいのが蓮華院です。
蓮華院は「一願成就」のお寺としても有名で、年間30万人もの参拝者が訪れます。
境内にある五重の御堂は、道場になっていて、写経や座禅の体験もできます。
こんにゃくの日

5月29日
「こんにゃくの日」は、5月に作付されることと、語呂合わせから5月29日がこんにゃくの日となりました。
こんにゃくは低カロリーで食物繊維やカルシウムが豊富。
こんにゃく料理を作ってみてもいいですね。