立春 初候 東風凍を解く

東風凍を解く(とうふうこおりをとく)

立春初候は新暦では2月4日から8日頃

温かい春風が吹いて川や湖の氷が溶けだす時期です。

旧暦の七十二候では、この季節からが新年となります。

候の言葉:東風

東風は、春風のことをいいます。
現代では春風は南から吹いてくる暖かい風のことを指しますが、もともとは七十二候は中国から渡ってきた言葉。

中国で古くから親しまれてきた陰陽五行の思想では、春は東を司るので春風のことを東風と呼びます。

旬の兆し

立春を過ぎて最初に吹く南寄りの強い風を春一番といいます。

もともとは、能登半島(石川県と富山県の一部)、志摩(三重県)より西の地域や壱岐地方(長崎県)の漁師が呼んでいたものですが、新聞や歳時記で取り上げられてから全国に広まりました。
北陸などでは「ぼんぼろ風」と呼ぶ地域もあります。

旬の野菜

蕗の薹(フキノトウ)




雪解けの土の中から顔をのぞかせるフキノトウは、初春の山菜です。
冬の間に蓄えられた爽やかな香りと独特な苦味が特徴です。

選ぶ際には、葉が開いていなくてつぼみが硬いものを選びます。
調理の際は天ぷらやフキ味噌に。

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旬の魚介

白魚(しらうお)



白魚は、1~2月の川へ遡上する頃が旬と言われています。
幼魚のような大きさですが、れっきとした成魚です。

お吸い物やしらす干し(ちりめん)のほか、踊り食いやにぎり鮨などで食されます。

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旬の行事

初午(はつうま)

古来より立春を過ぎて最初の午(うま)の日に稲荷詣をする習わしがあります。
起源は、711年に京都伏見に稲荷大神が鎮座した日と言われ、全国各地の稲荷神社で様々な祭りが行われるようになりました。

京都の伏見稲荷では毎年祭りで賑わいます。
神社の杉の小枝を験(しるし)の杉としていただくこともできます。
もともとは、田の神様を山から里へ迎えて、豊作を祈る意味がありました。

「午」は南の方角で、時間では「正午」を意味します。
正午は、太陽が最も高く位置し、陽光も強いので、立春を迎える最初の午の日は、一年の中でも最も運気の高まる日とされてきました。

この初午の日には、神様の使いの者である狐の好物である油揚げをお供えし、「お稲荷さん」を食べる習慣が出来ました。

有名な稲荷神社に行くのも良いですし、地元のお稲荷さんにお参りするのも縁起がよいのではないでしょうか。
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事八日針供養(ことようかはりくよう)


2月8日は事八日と呼ばれています。
この日は「針供養」の日として知られています。

針供養は江戸時代に始まった行事。
この日は針仕事を休み、折れてしまった針、曲がってしまった針を豆腐やこんにゃくなどに刺して納めると裁縫が上達すると言われています。

お燈まつり(おとうまつり)


和歌山県新宮市の神倉神社
開催日:2月6日

白装束に荒縄を絞めた2千人ほどの「上がり子」が御神火を写した松明を持って神倉山の山頂から石段を駆け下りる火祭です。
神倉山の山頂付近に鎮座する、「ゴトビキ岩」と呼ばれる御神体。
熊野権現が最初に降臨した霊石と伝えられています。
古代よりこの巨石は篤い信仰を集めてきました。

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